梅雨時期不調の正体…【湿邪】
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鍼灸
【湿邪】しつじゃとは?
湿邪(しつじゃ)とは、東洋医学において、過剰な湿気や水の邪気が体内に溜まって悪影響をおよぼすことでひきおこされる心身の不調のことをいいます。梅雨から夏の時期におこりやすいです。
●症状
1. 頭痛
2. だるさ
3. むくみ
4. 胃腸機能低下、消化器系症状
5. めまい、耳鳴り
6. 関節が痛い、腫れる、動かしづらい
●特徴
1. 舌の苔が分厚い、白くなっている
2. 舌の周りに歯型がついている。凸凹している。ギザギザしている
むくんでいるサインかもしれません
●対応方法
とにかく、湿を取り除くことが一番です。
1.胃腸の状態を整えましょう。冷たい物の取りすぎに注意。温かい物を摂取しましょう
2.運動、ストレッチをして汗をかきましょう。
3.体を冷やさないよう温めましょう。
4.こまめに水分補給しましょう。
★こんなツボがおすすめ★
☑豊隆、ほうりゅう(湿を体から取り去る働きがあります)すねの外側、外踝の上方8寸にあるツボ
☑足三里、あしさんり(胃の働きを良くして、未消化物が出ないようにします。また、胃に溜まると考えられる湿邪を改善)膝の外側で、指で四本分下にあるツボ
☑陰陵泉、いんりょうせん(水分代謝を促し、消化を助け、排尿を促す作用があります。)膝の内側の下にある太い骨(脛骨内側顆)の下にあるくぼみのツボ